多様な合格者に囲まれて考えたこと

GW前に某受験校の実務家講座スクーリングへ参加してきました。
教室はこの日のために文字通り全国から足を運ばれた方々の熱気でごった返していました。
ここにいる全員まぎれもない新人ではあるのですが、全員集まれば何でもできるのではと思えるほどに年齢も経験もそれぞれ異なった方々がいらして、この多様さはきっと行政書士業界ならではだろうなと思われました。

行政書士の受験資格に制限はありません。なんぴとでも受験可能です。
どんなバックグラウンドがあっても、何歳からでも挑戦できる門戸の広さは素晴らしいと考えているので、今年の合格発表の折にSNSでこんな書き込みを見つけてつい憤慨してしまいました。

「某最高裁判事の意見が試験問題として出題されていたが、試験日直後にその判事の名前をSNS上でつぶやいている受験生はほとんどいなかった。きっと某著名法学者の名前も知らないに違いない。行政書士受験生は学がない。」
要約するとこのような投稿です。

投稿者は企業法務を担当されていて、同じく昨年秋の試験を受けて一発合格されたそうです。
ご自身がほかの受験生より法を深く学んでいるという自負があっての投稿かと思いますが、おのれの優秀さを示すために見ず知らずの他人をおとしめる行政書士に仕事を依頼したい方はあまり多くない気がします。

法律に関わって仕事をする限り、学びは永遠に続きます。
ひよっこ士業に必要なのは、学び続ける姿勢はもちろんのこと、利他の心と想像力ではないでしょうか。

想像力とは、自分の外に向かって感覚の受容体を伸ばし続ける力だと思います。
自分と異なる存在や新たな経験によって刺激を受け、育まれるものです。

それぞれ異なる経験を積んだ多彩な同業者に恵まれていること。
それに感謝して研鑽を積んでいきたいものです。自戒を込めて。

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